はじめに
27歳から不妊治療を始め、タイミング法・人工授精・体外受精を経て、31歳でようやく待望の第一子を妊娠しました。
やっとここまで来られた。
無事に出産できた。
そう思っていた直後、私は乳がんと診断されました。
妊娠中に感じた胸のしこり
妊娠中の夏頃、右胸にしこりを触れるようになりました。
不安になり、妊婦健診の際にエコーで診てもらいましたが、
「乳汁のうっ滞(母乳が詰まっている状態)だと思う」
「出産して母乳をあげるようになれば無くなるはず」
と言われました。
私自身もその言葉を信じ、安心していました。
出産後、しこりは本当に触れなくなった
秋に第一子を出産し、実際に母乳をあげ始めると、しこりは触れなくなりました。
そのため、「やっぱり大丈夫だったんだ」と完全に安心しきっていました。
母の強い勧めで乳腺外科へ
そんな中、乳がんの治療を終えて仕事復帰したばかりだった母が、
「念のため乳腺外科を受診した方がいい」
と強く勧めてきました。
産後まだ1週間ほどで、慣れない育児だけでも精一杯でしたが、母の希望もあり、母自身も診てもらっている乳腺外科を受診することになりました。
「悪性ではなさそう」と言われた
診察では、
「腫瘤はあるけれど悪性ではなさそう」
「良性の葉状腫瘍だと思われる」
と言われました。
ただ、
「一応、生検して病理に出しましょう」
という話になり、結果が早く出るよう、先生が所属している大学病院を紹介されました。
出産2週間後に大学病院で生検
出産から2週間後。
先に子どもの2週間健診に行き、大学病院で生検を受けました。
生検後1週間は傷口から母乳が垂れ続け、傷口がなかなか塞がりませんでした。
そして結果が出るまでの9日間は、どこか落ち着かない気持ちで過ごしていました。
生検結果は乳がんだった
そして結果を聞きに行った日。
生検の結果は悪性。
乳がんでした。
出産したばかりの現実と、乳がんという現実が結びつかず、頭が追いつきませんでした。

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